不動産投資を成功に導く「分散投資」のすすめ

ブログ 不動産投資初心者向け講座

こんにちは!

今回は不動産投資における「分散投資」についてのお話です。

過去に何度かお伝えしていますが、不動産投資は家賃収入や売却益が見込める一方で、空室や修繕、経済変動など、さまざまなリスクも伴うものになってきます。そうした不安要素を回避するためにも、投資先は分散させ収入の安定を図る、というのが「分散投資」です。

では分散投資にはどんな方法があるのか? というところと、メリットや注意点についてお伝えしていきますね!

⚪︎分散投資とは?

投資家の格言に「卵をひとつのカゴに盛るな」というものがあります。「ひとつのカゴに卵を入れるよりも、いくつかのカゴに分けて入れておけば、もしどれかをひっくり返してダメにしても残りのカゴの卵は残る」ということなのですが、分散投資もそれと同じく、リスクに備えて投資対象を一つに絞らず、複数に分けて投資する手法をいいます。

例えば一棟の物件だけに投資していた場合、その物件に空室が出たり大規模修繕が必要になると、収益が一気に落ち込んでしまう恐れがあります。しかし、複数の物件を持っていれば、一部に問題が起きても他の物件の収益でカバーすることができます。

⚪︎不動産投資における分散の方法

不動産投資では、いくつかの視点から分散を考えることができます。

① 物件の種類で分ける

住宅用物件(アパート、マンション、戸建て)に加え、店舗やオフィスといった商業用物件、あるいは物流施設や駐車場など、種類の異なる不動産に投資することで、景気の変化や需要の偏りに強くなります。

② エリアで分ける

地震や台風など自然災害へのリスク軽減にもつながるのがエリア分散です。首都圏と地方都市、または都市内でも異なる地域に投資することで、地域ごとの景気や人口動向による影響を抑えることができます。

③ 築年数で分ける

新築は入居者がつきやすい反面、価格が高く利回りが低い傾向があります。一方、中古物件は価格が手頃で利回りが高いものの、修繕費がかかる可能性も。新築と中古を組み合わせることで、メリット・デメリットをバランスよく活かすことができます。

④ 価格帯で分ける

高額な物件に集中投資すると、空室時の影響が大きくなります。中〜低価格帯の物件を複数所有すれば、収益の波を小さくしやすく、経営の安定につながります。

⑤ 投資方法で分ける

不動産を直接所有するだけでなく、REIT(不動産投資信託)や不動産クラウドファンディング、小口化商品などを活用すれば、手間をかけずに間接的な分散投資が可能です。少額から始められるのも魅力です。

⚪︎分散投資のメリットと注意点

【メリット】

リスクの低減:一部の物件に問題があっても全体への影響が限定される

収益の安定化:空室や修繕などの変動要因に強くなる

チャンスの拡大:多様な市場に投資することで、収益チャンスが広がる

【注意点】

管理の手間とコスト:物件が増えるほど管理が煩雑に

資金の分散:一棟買いよりも初期投資が分かれるため、物件ごとの戦略が必要

情報収集の負担:エリアや物件ごとの市場調査が重要

不動産投資で安定した成果を得るには、「分散投資」の視点が欠かせません。物件の種類や立地、築年数、価格帯、投資手法など、多角的に分散を考えることで、収益のブレを抑え、長期的に安定した運用が可能になります。

大切なのは、やみくもに分散するのではなく、自分の資金力や投資目的に合わせて、バランスの取れたポートフォリオを構築することです。

分散投資を上手に取り入れて、より堅実で安心感のある不動産投資を目指したいところです。

資料請求・お問い合わせ