こんにちは! 今回は区分マンション投資についてお伝えしていきます。
低金利時代が続く今、銀行預金では資産が増えにくく、老後資金の確保やインフレ対策として不動産投資に注目が集まっています。その中でも、比較的少額で始められる「区分マンション投資」は、多くの会社員や初心者投資家に人気です。
ただし、「手軽だから」「儲かりそうだから」と安易に始めるのは禁物。
本記事では、区分マンション投資のメリットとデメリットを解説していきます。これから区分マンション投資をご検討する方の参考になれば幸いです!
⚪︎区分マンション投資の主なメリット
1. 少額から始められる
アパート一棟や商業ビルのような高額投資と違い、区分マンションなら数百万円〜数千万円で物件取得が可能です。とくに都心のワンルームタイプは、投資初心者でも比較的手を出しやすい価格帯にあります。
2. 融資を受けやすい
区分マンションは金融機関の担保評価がしやすく、会社員や公務員など安定収入のある人はローン審査も通りやすい傾向にあります。少ない自己資金で始められ、レバレッジを活かした資産形成が可能です。
3. 安定した家賃収入
入居者がいれば毎月安定的に家賃収入が得られます。株式や仮想通貨のような価格変動リスクが少なく、都市部や駅近の物件であれば空室リスクも抑えやすいです。
4. インフレに強い
インフレによって物価や地価が上昇すれば、不動産の資産価値や家賃も上がる可能性が高まります。現金の価値が下がる局面において、不動産は有効な資産保全手段となります。
5. 相続税対策・生命保険代わりにも
不動産は現金よりも相続税評価額が低くなる傾向があり、相続時の節税効果が期待できます。また、ローン契約時に加入する「団体信用生命保険(団信)」により、万が一の際には残債が保険で完済され、家族に資産を残すこともできます。
6. 節税効果が見込める
減価償却や各種経費を計上することで、不動産所得を圧縮し、所得税や住民税の負担を軽減できるケースがあります。ただし、効果の大きさは所得や物件状況によって異なります。
⚪︎注意すべきデメリットとリスク
1. 空室リスク
最大の懸念点は、入居者がいない期間の「空室リスク」です。家賃収入がゼロでもローン返済や管理費の支払いは続きます。立地や物件の魅力が非常に重要です。
2. 家賃滞納リスク
入居者がいても、家賃が支払われない「滞納リスク」があります。保証会社の利用や、入居審査の強化で対策が必要です。
3. 物件価格の下落
エリアや景気により、将来的に物件価格が下落する可能性があります。人口減少が進む地方や供給過多のエリアは特に要注意です。
4. 維持コストがかかる
管理費、修繕積立金、固定資産税などの支出が継続的に発生します。さらに、突発的な修繕費(給湯器やエアコンの故障など)も自己負担になる場合があります。
5. 災害リスク
地震や水害などの自然災害による被害リスクも忘れてはいけません。保険加入や災害リスクの低い地域を選ぶことが大切です。
6. 流動性の低さ
株式のようにすぐ現金化できない点も不動産の弱点です。売却には時間がかかるため、資金繰りの計画性が求められます。
7. 専門知識が求められる
購入から賃貸管理、税務処理まで、知識や手間が多く発生します。信頼できる不動産会社や税理士との連携が重要になります。
区分マンション投資は、少額で始められ、安定した収益や節税、相続対策といった多くの利点を持つ一方で、リスクや手間も伴う投資です。
成功するためには、「儲かる」という表面的な情報に惑わされず、立地、物件の状態、収支計画、管理体制などを冷静に見極める必要があります。また、リスクを最小限に抑えるためにも、信頼できるパートナーと連携し、長期的な視点で堅実な投資判断を行うことが大切です。
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