こんにちは! 今回は不動産投資の資産計画についてお話していきますね。
不動産投資は「物件選び」や「融資の獲得」ばかりが注目されがちですが、それらを最大限に活かすためには、もっと根本的な“土台”が必要です。
それが 資産計画(=不動産投資の設計図) です。
この資産計画が曖昧だと、購入後に資金ショートが発生したり、期待したキャッシュフローが得られなかったりと、大きなリスクを抱えることになります。
逆に、しっかりとした資産計画を立てていれば、不動産投資は安定した収益基盤となり、長期的な資産形成を後押しします。
◯ステップ1:不動産投資の「ゴール」を明確にする
資産計画の第一歩は、「何を達成したいか」=ゴール設定 です。
▼ゴール設定のポイント
①いつまでに(期間)
例:10年後までに、定年前までに
②どれくらいの収益がほしいか(数値)
例:毎月20万円のキャッシュフロー、総資産1億円
③目的は何か(理由)
例:老後資金、FIRE、教育費の準備
また、不動産投資では「キャッシュフロー重視」か「売却益重視」か、方向性を決めることも重要です。
▼方向性の例
CF重視:安定収入を得て生活の余裕・再投資の原資を作る
売却益重視:長期保有後の出口で大きく利益を狙う
◯ステップ2:現状の資産・負債を把握する
ゴールが決まったら、次に行うのは 「現在地」を把握する作業 です。
不動産投資では、自己資金や負債状況が融資審査や投資方針に強く影響します。
▼資産の棚卸し
・預貯金
・株式や投資信託
・生命保険(解約返戻金)
・自宅などの不動産
これらから、投資に回せる自己資金を算出します。
▼負債の棚卸し
・住宅ローン
・マイカーローン
・教育ローン
・カードローン
金利の高い借入がある場合、早めの整理が不動産投資の融資戦略にプラスとなります。
◯ステップ3:実現可能な「融資戦略」を立てる
不動産投資の成果は 融資(レバレッジ) の使い方で大きく左右されます。
▼融資戦略で決めるべきポイント
借入可能額の目安
金融機関の基準(年収・資産・物件評価)から逆算
自己資金の割合
フルローンを狙うか、頭金20〜30%を入れるか
返済比率(年間返済額 ÷ 家賃収入)
一般に50%以内が理想
金利・返済期間の設定
金利1%の違いでCFは大きく変動するため慎重に検討
適切な融資戦略は、不動産投資の安定性を大きく高めるカギとなります。
◯ステップ4:シミュレーションとリスク管理で計画を固める
計画の実効性を高めるには、数値で検証すること が不可欠です。
▼長期シミュレーションで確認する項目
家賃収入(下落率・空室率を考慮)
経費(管理費・修繕積立・税金)
ローン返済
年間キャッシュフロー
将来の売却益(出口戦略)
さらに、「想定通りにいかないケース」も必ずチェックしましょう。
◯ステップ5:PDCAで定期的に見直しを行う
不動産投資は10〜20年と続く長期戦。
市場環境も金利も家賃相場も変化するため、定期的な見直し(PDCA)が不可欠 です。
▼見直しのタイミング
年に1回、資産全体を棚卸し
金利が変わったら借換えを検討
家賃が下落したら対策 or 売却を検討
このサイクルを続けることで、不動産投資はより安定しやすくなります。
不動産投資は“買って終わり”ではありません。
成功する投資家ほど、事前の資産計画に多くの時間を使い、定期的に見直しを行っています。
今回紹介した5つのステップは、不動産投資をより安定した事業へ導く礎になります。
・ゴールを決める
・現状を把握する
・融資戦略を立てる
・シミュレーションで検証する
・PDCAで継続的に改善する
資産計画や資金戦略でお困りのことがあれば、ぜひ弊社にご相談ください。
一緒に、よりよい不動産投資プランを作っていきましょう!
不動産投資のご検討、管理・経営でお悩みごとがありましたら、ぜひ弊社までお問い合わせください!(^_−)−☆
