こんにちは!
今回は「サラリーマン大家さん」という不動産投資スタイルについて、改めて分かりやすくまとめていきます。すでに何度か取り上げているテーマではありますが、不動産投資の中でも特に人気の高い手法なので、基本を振り返る意味でもぜひ読んでみてください!
本業で安定した収入を得ながら、不動産投資によって家賃収入という新たな収入源をつくる「サラリーマン大家さん」。会社員にとって取り組みやすく、資産形成の入り口として非常に現実的な選択肢です。ただし、メリットだけでなくリスクも理解し、事業として取り組む姿勢がなければ成功は簡単ではありません。
◯ サラリーマン大家とは?
サラリーマン大家とは、本業の給与を基盤として投資用不動産を購入し、家賃収入を得る不動産投資家のことを指します。
金融機関からすると給与所得者は返済能力が安定しているため、融資が受けやすく、非常に有利なポジションにあります。
◯ サラリーマン大家のメリット
① 融資を受けやすく、不動産投資のレバレッジが効く
給与という安定収入のおかげで信用力が高く、少ない自己資金でも大きな物件に挑戦しやすい点はサラリーマン大家の最大の強みです。結果として、資産形成のスピードが期待できます。
② 給与以外の収入源を確保できる
家賃収入は安定した副収入となり、将来の年金対策、生活費補填、金融リスクの分散に役立ちます。本業収入が不安定になった時の支えにもなります。
③ 節税効果を期待できる
減価償却費やローン金利を計上することで、不動産所得が赤字になれば損益通算が可能となり、結果的に所得税や住民税の軽減につながることがあります。
④ 管理業務をプロに委託できる
入居者対応・家賃管理・建物管理は管理会社に任せることができます。仕事が忙しいサラリーマンでも、仕組み化すれば安定した不動産投資が可能です。
⑤ 団信が“家族への保障”になる
投資用ローンに付く団体信用生命保険(団信)によって、万一の時はローンが完済され、物件がそのまま家族の資産として残ります。
◯ サラリーマン大家のデメリット・リスク
① 空室リスク
入居者がいない期間でも返済は続くため、空室リスクは常に考慮する必要があります。
② 金利上昇リスク
変動金利で借入している場合、将来的に返済額が増える可能性があります。
③ 修繕費などの突発的支出
給湯器交換、水漏れ、外壁修繕など、不動産投資には予期せぬ出費がつきものです。
④ 時間の確保が必要
物件選び、融資調整、確定申告など、サラリーマンでも“外注できない部分”は一定量あります。
⑤ 流動性の低さ
株式のようにすぐ換金できるわけではなく、売却には時間がかかります。
◯ サラリーマン大家が不動産投資で成功する3つのポイント
1. 十分な情報収集と収支シミュレーション
家賃相場やエリア需要、修繕計画など、できる限りリアルな数字を使ってキャッシュフローを予測することが重要。「買うこと」が目的にならず、長期的に黒字経営できるかが鍵です。
2. 信頼できる不動産会社・管理会社を選ぶ
物件紹介、入居付け、管理対応など、不動産投資の成否はパートナー選びで大きく変わります。複数社を比較し、誠実で実績がある会社を選びましょう。
3. 会社の副業規定の確認
一般的に、事業的規模(5棟10室以上)でなければ副業扱いとされないケースが多いですが、必ず会社の就業規則をチェックしておくことが大切です。
サラリーマン大家は、本業の安定収入を活かしながら堅実に資産形成をめざせる魅力的な不動産投資のスタイルです。ただし、メリットだけでなくリスクも理解し、長期的な視点で、事業として運用する姿勢が大切です。
不動産投資のご検討、管理・経営でお悩みごとがありましたら、ぜひ弊社までお問い合わせください!(^_−)−☆
