こんにちは! 今回は不動産取引において業者と信頼関係を築くにあたってのポイントをお伝えしていきます。
不動産投資を始めようと考えている方にとって、最初の関門となるのが「良い不動産業者と出会い、信頼関係を築くこと」です。インターネットで物件情報が簡単に調べられる時代ですが、実際に有益な情報や未公開物件を得るためには、やはり業者の協力が欠かせません。ところが、初心者の方が知らず知らずのうちに業者に嫌われる行動をとってしまい、チャンスを逃してしまうケースも少なくありません。不動産取引において「業者に嫌われる行動」と、その回避法について解説します。
1. 連絡のレスポンスが遅い、またはいい加減
物件紹介を受けた際に、業者は「この方は本気で買う意思があるのか?」を必ず見ています。
せっかく紹介しても、返事が数日後だったり、検討の意志を曖昧に伝えたりすると「本気度が低い」と判断されてしまい、以後は良い情報が回ってこなくなります。
対策:紹介された物件に興味があるなら、なるべく早く返事をしましょう。即決する必要はありませんが、「検討中ですが、〇日までに返答します」と伝えるだけで、信頼度は大きく上がります。
2. 相場を理解せずに過度な値引きを要求する
誰だって安く買いたいのは当然です。しかし、相場とかけ離れた大幅値引きを当然のように要求すると、業者からは「相手にしても時間の無駄」と思われてしまいます。特に初心者は「指値」をしたくなりますが、根拠がないままの値引き交渉は逆効果です。
対策:近隣の相場や利回りを自分なりに調べ、根拠を持った交渉を心がけましょう。「このエリアの相場は坪単価〇〇万円なので、△△万円なら検討したい」と具体的に伝えると、業者も納得しやすくなります。
3. 業者を比較しすぎて信用しない態度をとる
複数の業者と付き合うこと自体は悪いことではありません。しかし、「他の業者はもっといい条件を出してくれた」と牽制したり、常に疑いの目を向けていたりすると、相手は協力的でなくなります。不動産業者も人間ですから、自分を信用してくれる投資家に優先して情報を流すのは自然なことです。
対策:業者との関係は「信頼の積み重ね」です。誠実に対応してくれる業者を見つけたら、ある程度長期的に付き合う姿勢を示すことが大切です。
4. 決断力がない
良い物件はスピード勝負です。何度も内覧を繰り返し、なかなか結論を出さない投資家には、業者も「この人に紹介しても決まらない」と判断します。その結果、本当に美味しい情報は他の投資家に流れてしまうのです。
対策:購入基準を事前に明確にしておくことが重要です。利回り、エリア、築年数など、自分の投資条件を整理しておけば、紹介された物件に対して即座に「買う・買わない」を判断できるようになります。
5. 契約直前でのドタキャン
これが最も嫌われる行動です。契約まで進んだのに、急に「やっぱりやめます」となると、業者は大きな労力と信用を失います。繰り返すようなら「この人には二度と物件を紹介しない」と烙印を押されてしまうでしょう。
対策:不安な点は必ず早い段階で確認し、契約前に解消しておきましょう。どうしても辞退せざるを得ない場合は、真摯に事情を説明し、誠意をもって対応することが信頼回復につながります。
いかがでしたでしょうか?
不動産投資において、良い物件情報を手に入れるためには「業者に好かれる投資家」になることが何より重要です。
・迅速で誠実なレスポンス
・根拠のある交渉
・信頼関係を築く姿勢
・明確な投資基準によるスピード決断
・契約までの誠実な対応
これらを心がけるだけで、業者から「紹介したい」と思われる投資家になることができます。不動産投資は物件選びだけでなく、人間関係づくりが成功のカギを握るのです。初心者のうちから業者との信頼を大切にし、長期的に良いパートナーシップを築いていきましょう。
収益不動産売買のご検討、管理・経営でお悩みごとがありましたら、ぜひ弊社までお問い合わせください!(^_−)−☆