ワンルームマンション投資 メリット・デメリットを解説!

ブログ 不動産投資初心者向け講座

こんにちは! 今回はワンルームマンション投資についてお伝えしていきます。

「老後の資金が不安」「給料以外の収入源がほしい」──そんな理由から注目を集めているのがワンルームマンション投資です。都心の駅近や新築物件など、魅力的な話題を耳にすることも多いですが、実際に始める前に知っておくべきポイントがたくさんあります。

ワンルームマンション投資とは、主に都市部の単身者向け物件を購入し、家賃収入を得る投資のことです。アパート一棟を買うよりも初期費用が少なく、物件管理も比較的手軽なため、サラリーマンやOLなどの「初めての不動産投資」として人気があります。

とはいえ、投資には必ずリスクが伴います。ここでは、メリットとデメリットの両面から、その実態を見ていきましょう。

*メリット*

・少額から始められる

ワンルームマンションは物件価格が数千万円程度のものが多く、銀行の融資を利用しやすいのが特徴です。自己資金(頭金)は1~2割ほどでも始められるケースが多く、サラリーマンの安定した収入を担保にローンを組めるため、「レバレッジを効かせた資産形成」が可能です。

・安定した家賃収入が得られる

都心や駅近の物件は、転勤族や学生など単身者の需要が高く、空室になりにくい傾向があります。一度入居者が決まれば、毎月一定の家賃が入るため、「私的年金」として老後の生活を支える収入源にもなります。

・団体信用生命保険(団信)で家族の安心にも

ローン契約時に加入する団体信用生命保険(団信)によって、もし契約者に万が一のことがあっても保険でローンが完済されます。つまり、家族にはローンのない収益物件が残り、家賃収入を得られるという安心感が得られます。

・節税効果が期待できる

減価償却費やローン利息などを経費として計上することで、帳簿上の収益を抑えられ、給与所得と損益通算が可能になります。その結果、所得税や住民税の節税効果が期待できます。ただし、過度な節税目的の投資は税務上のリスクもあるため、専門家に相談するのが賢明です。

・売却しやすく、出口戦略が立てやすい

ワンルームマンションは流通量が多く、個人間でも取引されやすいのが特徴です。特に需要の高い都心物件なら、売却のしやすさ(流動性)も高く、ライフプランに合わせた出口戦略を描きやすい点が魅力です。

*デメリット*

・空室、家賃下落リスク

最大のリスクは空室です。入居者がいなければ収入はゼロになり、ローン返済や管理費は自己負担になります。また、築年数の経過や周辺競合物件の増加で家賃が下がることもあります。需要のあるエリアを選ぶ目利きが重要です。

・金利上昇リスク

変動金利型ローンを利用している場合、金利上昇により返済額が増える可能性があります。想定外の金利上昇にも耐えられるよう、余裕を持った資金計画が不可欠です。

・突発的な修繕費用

エアコンや給湯器の故障、共用部の修繕など、突発的な出費は避けられません。特に築古物件ではその頻度が増すため、修繕積立金とは別に予備費を確保しておくことが安心です。

・災害、価格変動リスク

地震や水害などの自然災害で建物が損傷した場合、保険で補償されても入居者離れが起こることがあります。また、物件価格は市場動向によって変動し、売却時に損を出す可能性もあります。

・管理コストの発生

自主管理も可能ですが、実際は多くのオーナーが管理会社に委託しています。家賃の5%前後が管理手数料として差し引かれるため、実質利回りは下がる点に注意が必要です。

ワンルームマンション投資は、少額で始められ、安定収入や団信による保障など、多くの魅力を持ちます。一方で、空室や金利、修繕費などのリスクも無視できません。

成功のポイントは、「メリットとリスクを正しく理解し、長期的な視点で計画すること」です。焦らず、信頼できる不動産会社やファイナンシャルプランナーに相談し、自分のライフプランに合った堅実な投資を進められるといいですね。

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