こんにちは! 今回は相続を考えるにあたっての、不動産の整理をテーマとしてお伝えしていきます。度々触れているテーマなので、今回は全体的なおさらいになっています。よかったら過去の記事も参照してみてくださいね。
相続は、残された家族にとって生活の基盤を支える大切な制度である一方、準備を怠ると深刻なトラブルを生む原因にもなります。特に不動産は、相続財産の中でも扱いが難しく、事前の対策が不十分だと「負の遺産」になりかねません。
現金とは違い、不動産は簡単に分けることができず、維持管理の手間や費用も発生します。だからこそ今、不動産投資や相続対策を含めた「不動産の整理」が重要視されています。本記事では、相続人に負担を残さないための不動産整理の考え方と、次世代に喜ばれる不動産投資のポイントを分かりやすく解説します。
◯なぜ相続前に「不動産の整理」が必要なのか
日本では、相続財産のうち約3〜4割を不動産が占めると言われています。しかし不動産には、相続時に問題となりやすい特徴があります。
まず、不動産は分割が難しい資産です。1つの土地や建物を複数の相続人で平等に分けることは現実的ではありません。また、固定資産税や修繕費など、所有しているだけでコストがかかります。さらに、売却して現金化しようとしても、すぐに買い手が見つかるとは限りません。
こうした問題を放置したまま相続が発生すると、遺産分割協議が長期化し、家族関係に亀裂が入る「争続」へと発展するケースも少なくありません。
◯相続人に負担をかけない不動産の整理術
不動産整理の基本は、「見える化」と「取捨選択」です。
まず行うべきは、所有している不動産の現状把握です。名義が正しく自分になっているか、資産価値はいくらなのか、賃貸に出した場合の収益性はどうか、といった点を整理します。これにより、不動産投資として活用できる物件かどうかも判断しやすくなります。
次に、「持ち続ける不動産」と「手放す不動産」を仕分けします。老朽化した空き家や、利回りが低く将来性のない物件は、相続前に売却して現金化するのも一つの選択です。一方、安定した家賃収入を生む収益物件は、不動産投資として次世代に引き継ぐ価値があります。
そして重要なのが、家族との情報共有です。遺言書の作成や家族会議を通じて、「なぜこの不動産を残すのか」「どのように活用してほしいのか」という想いを伝えることが、最大のトラブル防止策になります。
◯次世代に感謝される「賢い不動産投資」の考え方
不動産を整理したあとは、次世代を見据えた不動産投資の視点が重要です。
例えば、地方の広い土地よりも、都心部の区分マンションや小規模アパートは、収益性と換金性のバランスが良く、相続後も扱いやすい資産です。必要に応じて売却しやすく、不動産投資初心者の相続人でも運用しやすい点が評価されています。
また、不動産小口化商品を活用することで、管理の手間を減らしながら不動産投資を行うことも可能です。口数で分けられるため、相続時の分割もスムーズになります。
さらに、不動産投資では融資を活用することで、相続税対策につながる場合もあります。ただし、無理な借入は禁物です。相続人が安心して引き継げる返済計画であることが大前提となります。
◯不動産投資で最も重要な「出口戦略」
不動産投資を相続に活かすうえで欠かせないのが出口戦略です。いつ、どのタイミングで売却するのか、あるいは保有し続けるのかを、生前にある程度示しておくことで、相続人の判断は格段に楽になります。
あわせて、信頼できる不動産管理会社や専門家を紹介しておくことも、不動産整理の一環と言えるでしょう。
不動産の整理や不動産投資は、単なる資産管理ではありません。それは、残された家族が将来どのような安心を得られるかを考える、重要なメッセージです。
「まだ早い」と感じている今こそが、実は最適なタイミングです。まずは、ご自身の不動産と向き合い、相続と不動産投資の準備を一歩ずつ進めてみてはいかがでしょうか。
不動産投資のご検討、管理・経営でお悩みごとがありましたら、ぜひ弊社までお問い合わせください!(^_−)−☆
