「築浅」でもこんなに違う!木造とRCの違いと見極めポイント

ブログ 不動産投資初心者向け講座

こんにちは!

今回は建物の構造ごとの特徴と注意点をお伝えしていきますね。

「築浅物件」と聞くと、どんなイメージを持ちますか? 「きれいで新しい」「修繕費がかからなそう」…そんなプラスの印象を持つ方が多いかもしれません。不動産投資でも、築浅物件は人気があります。しかし、築浅だからといってすべての物件が優良とは限りません。実は「木造」と「RC(鉄筋コンクリート)造」では、築浅の意味合いが大きく異なってきます。

この違いを理解せずに物件を購入すると、想定外の修繕費がかかったり、資産価値が下がったりすることもありますので注意が必要です。

⚪︎木造築浅物件の特徴と注意点

木造住宅は日本で一般的な構造で、木のぬくもりや断熱性に優れているのが特徴です。ただし、木材は自然素材のため経年劣化が避けられません。

しかし、築20年以下の木造物件でも、次の点には注意が必要です。

木材の収縮や変形:湿気や乾燥により建材が動くことで、ドアの立て付けや壁の隙間に影響することがあります。

設備の老朽化:給湯器、換気扇、水回りなどの住宅設備は10〜15年が寿命とされ、築浅でも交換が必要な場合があります。

外装の劣化:外壁の塗装剥がれや屋根材の傷みは雨漏りの原因にも。築年数に比例して劣化が進みやすい部分です。

ただし、定期的にメンテナンスされてきた物件なら、築20年でも良好な状態を保っているケースも存在します。購入を検討する際は、修繕履歴を確認したり、必要に応じてインスペクション(建物診断)を依頼したりするといいかもしれません。

⚪︎RC造築浅物件の特徴と強み

RC造は、鉄筋とコンクリートで造られた構造で、耐久性が高く長持ちしやすいのが大きなメリットです。法定耐用年数は47年とされており、築20年のRC物件であれば、まだ半分も使われていない状態と言えます。

RC造の特徴としましては…

構造の劣化が少ない:コンクリートは時間とともに強度が増す特性もあり、適切な管理がされていれば50〜100年使えることもあります。

融資や売却に有利:耐用年数が長いため、金融機関からの評価も高く、投資用物件として扱いやすい傾向があります。

一方で、RC造でも次のような点は確認しておきましょう。

設備や内装の劣化:構造は頑丈でも、水回りや内装は築年数なりに劣化していることがあります。特に壁内の配管に関しては後々の修繕が難しい場合がありますので、注意が必要です。

修繕計画の有無:マンションの場合、長期修繕計画や修繕積立金の状況もチェックポイント。将来の大規模修繕に備えられているかは重要です。

いかがでしたでしょうか?

以上のように、「築20年以下」でも木造とRC造で状態や価値が大きく異なります。
不動産投資で後悔しないためには、「築浅」という表面的な情報だけでなく、構造と実際のコンディションを見ることが大切になってきます。

物件選びの際は、以下の点を意識してみましょう。

「築浅だから安心」と思い込まず、構造の特性と維持管理の状況まで把握することも物件選びにおいては大切になってきます。

物件の購入をご検討の際はこれらの情報にも注目していただければと思います。

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