開業医の方の不動産投資について(キャッシュフロー編)

ブログ 不動産投資初心者向け講座

こんにちは!

前回の記事では開業医の方の不動産投資について節税に視点を置いてお話ししました。

今回は前回の節税というテーマを踏まえて、不動産投資を行うことによって期待できるキャッシュフローについて簡単ながらお話をしようと思います。

引き続き開業医の方だけでなく、不動産投資をお考えの方にも参考になる内容かと思いますので、ぜひご一読ください。

・減価償却による所得圧縮

不動産の建物部分は年々劣化するものと見なされ、減価償却として毎年経費に計上できます。
特に築古の物件を購入すれば、4~6年で一気に数百万円以上の償却費が取れるケースもあります。

この「帳簿上の赤字」は、医業所得と損益通算されることで、課税対象の所得が小さくなり、結果的に手元に残るお金が増えるのです。

つまり、現金が出ていないのに経費として扱われることによって、資産を保有しながら節税が可能になる、ということになります。

・法人化による出口設計

さらに、不動産を法人名義で保有することで、さらなる節税効果を期待できます。

– 家族への役員報酬で所得を分散  (税率の最小化)

– 生活費の一部を法人経費として処理(車、通信費、出張費など)  

– 節税しながら、老後の退職金も積立可能  

– 法人に資産を集約(完全分離)することで、相続対策にも繋がる(リスクヘッジ)

以上の方法により、非課税の資産を形成することも可能となり、自分の資産を確実に手元に置けるようになります。

・インフレ対策としても

インフレが進行すると現金の価値が減少しますが、不動産においては物理的資産であるという特性からその影響を受けにくく、特に家賃収入という面では物価上昇に伴う家賃の値上がりによって、相対的に収益向上を期待することも可能です。

よく「預金や保険として残す」という話も聞きますが、「お金の価値」という意味では価値が目減りしていきやすいそれらの資産に比べ、価値が変わりにくい不動産を所持しておくのは、手堅く資産を形成していく手段としては有効な手段であると言えます。

いかがでしょうか?

勿論、物件を所有するにあたって考えなければならないデメリットもありますが(固定資産税、維持管理負担など)、安定した副収入があるというのは非常に大きな利点と言えるでしょう。

特に、きちんとお金が手元に残る、という安心感は今後のライフプランを立てるにあたって気持ちの面でもゆとりを持ちやすく、また、現役で活躍する間においても、時間を有効に活用することができる、という面でプラスに働きやすいのではないでしょうか。

資料請求・お問い合わせ