こんにちは!
前回まで開業医の方、とりわけ、節税という観点についてお話ししてきましたが、今回は「相続」という点から不動産投資のお話をしたいと思います。相続税対策になぜ不動産投資がおすすめされるのか簡単にお話ししていきたいと思いますので、ぜひご一読ください。
※以前にも相続のことについて記事を掲載していたので内容が重複する部分があるかと思いますが、ご参考までに読んで頂ければと思います!
⚪︎なぜ相続税対策が必要なのか?
相続税対策が必要になる理由は、主に
・資産の目減り
・家族間トラブルの防止
です。
相続税は、一定額を超える財産に対して課税され、現金や不動産をそのまま相続すると、多額の税金を支払う必要が出てきます。それらに対して備え(対策)がないと、遺族が資産を手放して納税に充て、結果として手元に残る資産が減ってしまう、という事にもつながりかねません。
また、資産の分け方によっては、相続人同士で争いが起きることもあります。
以上により、財産を円滑に引き継いだり、引き継ぐ側が損をしないようにするためにも、相続税対策を行うことは大切だといえるでしょう。
⚪︎なぜ不動産投資が相続税対策に有効なのか?
①不動産は相続税評価額が低く、市場価格よりも安く評価されやすいから
→現金は見たままの数字で価値が決定されますが、不動産は土地建物の現況、周辺環境などにより、評価(価値)が安くなる傾向にあります。(例:1億円の不動産が様々な評価により7,000万になる など)
②賃貸物件なら「貸家建付地」などの評価減が加わり、さらなる節税が可能
→前述した不動産(建物)について、特にそれが賃貸不動産であった場合は更に評価が下がります(「貸家建付地の評価減」)。つまり、相続税を計算する上での評価額が大幅に減り、税負担を更に少なくする効果も期待される、ということになります。
③家賃収入により、相続人が納税資金を確保しやすくなる
→不動産は毎月の家賃収入が見込めるため、相続人にとっては納税資金の確保にもつながります。相続税は基本的に現金一括納付が原則ですので、資産はあっても現金がないと困るケースが多くあります。不動産からの収益があれば、その収益を元手に納税することができ、相続人の負担を軽減できます。
…いかがでしたか?
もちろん、前回からたびたびお伝えしています通り、不動産投資には空室のリスクや管理の手間など、無視できない負担部分もあります。
しかしながら相続税対策として不動産の所持を考えた場合、以上のように他の金融資産にはない優れたメリットがあるため、実際、多くの投資家が利用している方法でもあります。相続税のご負担についてお悩みの方は一度不動産投資という方法を検討してみてはいかがでしょうか。
今回は簡単に相続税対策にまつわる不動産のお話をさせて頂きました。
今後も機会がありましたら相続税対策としての不動産投資のお話を取り上げていく予定なので、その時はぜひ目を通して頂ければ幸いです!
資産状況の確認などについてのお問い合わせは、ぜひコンサルもできる弊社までお気軽にお問合せください!(^^)